-港町・リス-
私達は、『メイプルトラベル』をするため、『リス』へやって来た。
「だれにはなすんだっけ」
「クンでしたね…あまり聞かない名前ですけど」
「あれではないか?薬屋の近くの。」
筋肉質な男が、ポーズをして立っている。以前来た時は見かけなかった男だ… 彼が【クン】なのだろうか。
斬り盗賊君が、彼に話し掛ける。
「おい」
「やあ!よく来たな!ところで冒険者達よ、私に何の用だね?」
「めいぷるとらべる」
「そうか、世界を見て周りたいのか!君はまだメイプルトラベルを行ってないようだな!後ろの二人も一緒かい?」
どうやら、彼が【クン】で間違いないようだ。斬り盗賊君が話を続ける。
「うn」
「わかった。三人まとめてご案内〜!」
『うわっ!!』
彼の魔力で、私達の体が浮き上がり・・・
気が付くと、私達は浜辺にいた。
-フロリナビーチ-
照りつける太陽、陽気な音楽。海の家。
今までに無いくらい、陽気な場所だ。
この世界に、このような場所が存在したとは。
「いきなりで、びっくりしましたよ、もう。」
「これからどうすれば良いのだろう?」
私達が困っていると、遠くから【クン】の声が聞こえた。
―浜辺での用事が済んだら、『リエル』に話し掛けてくれ!
次の街が君を待っているぞ!
「…ですって。」
「二人とも、ここでの用事はあるのか?」
「ない」
どうやら、二人ともここを離れることに未練は無いらしい。…私も、早くエルナスへと行かねばならないからな。
「わかった。リエル・・・だったな。」
ダンスを踊る三人の女性。その中に、【リエル】はいた。
「つぎいく」
「あら、メイプルトラベルの途中のようね!ここはいい場所でしょ?スイカでも食べて、ゆっくりしていって!」
「つぎいく」
先を急ぐ斬り盗賊君を尻目に、彼女は私達に『スイカ』をくれた。
魔女さんが笑いながら言う。
『折角貰ったんです。ゆっくり食べながら、のんびり行きましょう^^』
「そうだな。」
リエルは、急ぐ私達に『ゆとり』をくれた。
-ショーワ町-
「次の町についたら、【スカイ】に話し掛けて!」
スイカも食べ終わったところで、
リエルの力で私達は【ショーワ町】へやって来た。
魔女さんが、きょろきょろと辺りを見回している。
「普段、おじいちゃんはここを拠点にしているんですが…」
おじいちゃんとは、『魔法じじい』の事だ。
私の尊敬する人物の一人だ。元気にしているだろうか?
「さーち」
「そうですね、してみますか^^」
魔女さんが『サーチ』しようとした所…
髭を生やした老人が、私達に近づいてきた。
「!」
「おお、『まーちゃん』にプレイヤー君ではないか。久しぶりじゃのう!」
『おじいちゃん!』
なんと、偶然にも『魔法じじい』に出くわしたのだ。プリーストである彼は、狩場に引っ張りだこだと言うのに。偶然と言うのは、わからないものだ。
「メイプルトラベルというクエストがあってのう。消化しているところなのじゃよ。」
「じじいもか」
「む、誰じゃこの小僧は。」
「お友達です^^」
なんと、彼も『メイプルトラベル』の途中だったようだ。
「おじいちゃん、私達もメイプルトラベルの途中なんです!どうですか?ご一緒しません?」
「ほっほっ。これはよい偶然じゃ。どれ、一緒に行くとするかのう?」
「ああ。歓迎するよ。…次は【スカイ】だったな?」
私がそう言うと、魔法じじいが「だんご」を差し出した。
「そのスカイが、旅行の手土産にくださったのじゃ。ほれ、食べなさい。」
「あり」
「ありがとう、おじいちゃん!」
「さ、次の街に行こうか?」
「うn」
私達は、だんごを頬張りながら…
【スカイ】の力で次の街へ行く。
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