「・・・勝負とは関係なく、な。」
「わたし、わたしも入りたいですっ!プレイヤーさんと一緒に・・・」
『うわあああああプレイヤー殿と魔女殿が乱心でござる〜!!!』
以前からギルドというものに興味があった。そして、これはとても良い機会だ。
「僕のギルドに入団を・・・ですか?大歓迎ですよ!貴方方となら良いギルドを築けそうです!」
それに・・・彼は私達を勧誘したかったのかもしれない。
「おれもいれて」
「副マスター以上の地位を与えてくれるのなら余も入れてたもれ。名は気にくわんがな。」
斬り盗賊君、初心者王が立て続けに申し込みをする。
「・・・」
しかし投げ侍は、いまだ悩んでいるようだ。魔女さんが笑顔で投げ侍を諭す。
「投げ侍さん、もう観念したらどうですか?^^」
ギルドの名前など関係ない。その輪に入ることに、一番の意味がある。彼もその事をわかっているのだ。
『うううう・・・わかったでござるよ!!カッコ悪い名前も我慢するでござるよ!!』
「ちょっと、投げ侍さん!^^;」
名前をカッコ悪いと思っていた事を、うっかり口に出していってしまったようだ。
『そんな事思っていたのですか・・・』
武士道剣士が泣き顔で言う。
「あ、その、・・・ジョークでござるよ。」
そして、武士道剣士は頭を深く、深く下げて言った。
「・・・皆さん、宜しくお願いします!」
・・・かくして私達は、
ギルド【聖光バスター】へ入団することになったのだった。
それからというもの・・・私は仲間たちと共に、修行に明け暮れる毎日だった。
そんなある日。
「プレイヤー殿!」
この修行が花開く時が来るのだろうか・・・
「プレイヤーさん!」
私が一回り成長した・・・そう思った時だった。
「おい」
皆がしきりに私の名前を呼ぶ。一体何が起きたのだろう?
『Lv70 おめでとうございます!!』
「でござる!」
「あ、ありがとう。」
どうやら、私のLvが『70』に到達したらしい・・・きりの良い数字で、それに7という数字も縁起が良いものだ。しかし、何か特別なLvなのだろうか・・・?
「遂に、遂に三時転職でござるな!」
「武士道剣士さん以外じゃ、プレイヤーさんが最初の3次転職になりますね!^^」
「おめ」
何と・・・すっかり忘れていた。Lv70・・・冒険者の大きな壁の一つだ。
この壁を越えることが出来た時、更なる力を手にすることが出来るのだ。
そのLvに、まさか私が到達してしまうとは。
「さ、さあ!早速三次転職しに行きましょう!」
魔女さんが私の手を引っ張る。私より数段、はりきっているようだ。
「お、おい、魔女さん。ゾンビ狩りはいいのか?」
「はやくはやく!」
そう言う魔女さんの顔は笑っていたが、・・・私がおかしいのだろうか?
少し・・・寂しそうに見えた。
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