Maple story
それから私達は『oメイジo』を仲間に加え、手がかりを求めルディブリアム市街を歩き回っていた。そんな時、私達は一人の少女に出会った。名前は『コリン』。彼女は記憶を失ってしまっているのだという。

『私にあるただ一つの記憶。・・・サングラスに黒いスーツの男。その男性を探し出して欲しいのです。』

雷魔術師が面倒くさそうに言う。
「おいおい、また薄い手がかりだな('A`)」

しかし、斬り盗賊君が何か思い出したように言った。
「まえみた」
「ぼうえいほんぶ」

そうだ。『地球防衛本部』に真っ黒なサングラスをかけ、黒いスーツで身を包んだ男がいたのだ。

カウボーイが表情をこわばらせる。
『記憶を無くす・・・即ち、思い出も全て失ってしまったと言うことだ。プレイヤーくん、一刻も早くその男のもとへ行こう。』

「そうだな。古書集めは一時中断だ。エオス塔を降りて、地球防衛本部へ!」

私達は、再び地球防衛本部へと足を運んだ・・・


「歩くのめんどくさいの」メイジがぽつりと言った。

地球防衛本部はエオス塔の最下層に位置する。確かに全101階のエオス塔を駆け下りるのは少々、辛いものがある。

すると、雷魔術師が懐からカプセルを取り出す。
「しょうがねーなーw俺のカプセル分けてやるよw」
「雷魔君ありー^^」

「雷魔術師くん、僕達にもわけてくれないかな。」
「もうねーよw男は景色でも見ながら歩け!ww」
「ごめんね><」

そう言って雷魔術師とメイジは姿を消した。・・・先に行ってしまった。

「おい」
「ひ、酷いじゃないか、雷魔術師くん・・・今度ばかりは景色を堪能している暇はないと言うのに。プレイヤーくん、何かいい手は無いかい?」

「カウボーイ、ちょっと待ってくれ。『エオス石の書』が何枚かあったと思うのだが。」
「おれも」

私達のエオス石の書を合わせると、全部で9枚。幸い、三人が一階まで行ける枚数のようだ。

「あの二人が行ってくれて逆に助かったな。」
「いくぞ」

私達はエオス石の書を掲げ、雷魔術師達を追うのだった。


・・・少々遅れは取ったが、地球防衛本部へ到着した。まずは黒いスーツの男探しだ。

「確か基地の中ではなく外を歩いていたな。」
「プレイヤーくん、あの人じゃないかい?」

カウボーイが指差す先に、その男はいた。彼の名前は『要員M』。勿論本名では無いらしい。

彼が言うには、統制区域で倒れている彼女を発見したときには既に記憶が無くなっていたが、やむなく彼女をルディブリアムまで送り届けたのだと言う。そして、記憶を奪ったのは外界人である可能性が高いのだという。

『コリンの【記憶のかけら】が見つかれば、俺たちの科学力で記憶を呼び戻すことも可能なんだが・・・』

彼自身とても忙しく、彼女個人のために動ける時間が無いのだと言う。ここは私達冒険者の出番だろう。

「外界人がその【記憶のかけら】を持っているのだな?」
「僕達が探し出すことができれば、全て解決だね。」

「先に行った雷魔術師達も気になることだし・・・まずは外界人退治と行くか!」

コリンの記憶を求め、私達は基地を後にする。


私達は『統制区域』へとやって来た。

「ここにいるのは『ガンティアン』だったね。まずはこいつを・・・」

そうカウボーイが言いかけた時、光線銃の嵐が私達を襲う。

『うわっ!?なんだこの量は!?』
『たすけてぇ〜〜〜〜!!!!(TT)』

そして、光線銃の嵐の中を
メイジが泣きじゃくりながら駆けて来る。

「どうして貴女はこうもトラブルを呼び寄せられるんだ・・・?」
「うるさいの!!」

どういう訳か、雷魔術師の姿は無い。ここは私達が守ってやらねば。

「メイジ、私達の後ろに来い!」
「凄い量だけど、僕達がなんとかする。援護は任せたよ、メイジさん!」

『普通の量じゃないの!チート跡なの!』

彼女が言うには、通称『チート』と呼ばれる『謎のコード』を使い、この世界に悪影響を及ぼす人物がいるのだという。その『チート』がこのモンスター大量発生の原因らしい。

そうこうしている内、ガンティアン達は私達を取り囲む。以前外界人と戦った時はクレリックの『魔女』さんがいたのだが、今回は回復役がいない。さほど強いモンスターではないが、油断は出来ない。

「一面に揃った外界人・・・気分のいい光景ではないね。行くよ、プレイヤーくん、斬り賊くん!」「ああ!」「おk」

『待って!補助をかけるの!』

【メディテーション!】

彼女がその魔法を唱えると、何か今までは感じられなかった力が湧いてくる。この力は、一体・・・?

「こ、この魔法は・・・?」
「魔力を上げるの」

カウボーイと斬り盗賊君が瞬時に言う。
『僕達にはいらない能力じゃないかい?^^;』
「そんなのでよびとめんな」

「うわ〜ん><」

なるほど、今まで感じられなかった力・・・
それは私には無縁な能力、『魔力』だったのか。

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