85 名前:名無しさん@forever06月17日(Thu) 01:22.13
ID:J/S2KK5Y
彼と初めて逢ったのは、11月初め頃だったとおもう。
友達をかき集めて牛見学へいった。
まだ10代の私は、いつも真っ先に死んでいた。
彼は45歳前後。私から見ると、高Lvで、とても頼りになった。
氷魔の彼はいつも危険な谷2にいた。
「Lv上げの邪魔をするため」と称して、
真ん中の段上の休憩所で、私は彼の狩りをぼーっと見ていた。
とても邪魔だろうに、私がそこにくると彼はいつも嫌な顔せず、上の段から降りてきて、私に話しかけてくれた。
初めてバルログを見た時、何か目標を失い、行き詰まりににたモノを感じた。
その空白感を埋めるために、私は狩りに勤しんだ。
彼に追いつきたかった。同じ狩り場で狩れるくらい強くなりたかった。
いつも危険な谷2のあの休憩所で、
彼の狩りを見ながら、狩りの邪魔をしてた。
彼はソンズを欲しがっていた。
「自分がいつかとってきてあげる」と言った。半分冗談。半分本気で。それを目標にして、私は狩りを頑張っていた。自分は40歳になった。彼は58歳くらいだったとおもう。
「50装備いる?粗悪だけど」私はなんとなくもらった。
粗悪でも店売りすればお金になるし?みたいな事を言った。
「でも、まだ40歳だから、まだまだ遠いでしょw」と言われた。
「じゃあ4日までにこれ着るから!みてろよー」
これを着れば彼と同じ50代。追いつける、そうおもった。
来る日も来る日も狩りを頑張ってた。
早く着たくて。認めて欲しかったのかもしれない。
しかし、もらってからしばらくして、彼はインしなくなった。
なんとなく不安がよぎった。このままインしなかったら?
約束の日、私は宣言通りに50歳になった。
しかし、それを報告する彼は、ログインしなかった。それからも。今、当時の彼と同じレベルになって。何となくレベル上げる気がでない。
くれた粗悪黄月、まだ持ってるよ。
店売りしようなんて言ってごめんなさい。
ソンズはまだ手入りません。まだメイポやってるのかな。
一回でいいから、もう一回だけ、危険な谷の休憩所で、彼の狩りを見たい。
長々と失礼しました。
>>あの後ろ姿が最後だった。
