戦士になった私は、まず身なりから変える事にした。とても世話になった木製バットを道具袋にしまい、「木刀」と鎧を購入。しかしこの世界は物価が高い・・・。この買い物で私の資金は底を尽きた。まずは「狩り」をして資金を稼ぐことにする。
早速覚えた「パワーストライク」を使用する。すると、強烈な一撃が敵を粉砕した。これが戦士・・・自分の事なのに驚いた。ただ、実験相手がデンデンだったのは悔やまれる。
私がペリオンで「スタンプ」を狩っている時の事。
私と同じ駆け出しの人物が話し掛けてきた。
「グルくみませんか?」
グループの事だという事がわかり、私は彼に「グループ招待」を送ることにした。
「よろ^^」
「宜しく」
彼としばらくスタンプを狩っていると、彼は言った。
「メルください」
これは困った・・・彼も資金に困っているのか。だが、私も資金は無い。
「すまない。私も今、メルが無くて困っているところなんだ。」
しかし、彼は吐き捨てるように言った。
「は?つかえねー。俺ぬける」
そう言うと彼はグループを抜けた。そして私の前に謎のメッセージが現れる。
"戦士"様が"プレイヤー"様の人気度を下げました。
人気度?私は始めて聞く言葉に戸惑った。モンスターと戦ってみるも、強さに変化は無い。とりあえず、私は気にせず狩りを続けることにした。気が付くと私は、レベル12まで上昇していた。「リカバリー」「バイタライズ」この先役に立つだろうスキルを習得した。STRもぐんぐん上昇し、今の所敵なし、そう感じた。しかし、そこに私としばらく睨み合うことになる存在が現れる。
緑色の笠をかぶったキノコ、「緑キノコ」が。
可愛い顔つきをしたモンスター。緑キノコ。せめて苦しめずに葬り去ってやろう。・・そう思った私が甘かった。木刀を振るもひらりと避けられる。何度も、何度も攻撃した。しかし、ことごとく攻撃は外れた。その上、奴の攻撃力は今までのモンスターとは格が違う。奴の攻撃に耐え切れず、私はその場に倒れこんだ。
・・・気が付くとペリオンに立っていた。
そして気づいた。私の「経験」が奪われていることに。
>>第六話へ
