私達は部屋を出て、上の階へ登った。『4』の部屋に入り、武器を構える。
「真っ暗だな・・・」
「プレイヤー殿、油断してはならぬでござるよ!」
部屋は暗闇に包まれており、足場すら見えない。敵はこの暗闇に隠れているらしい。私達は部屋の真ん中で背中を合わせ、辺りを見回す。
その時、私は暗闇に光る目玉を見た。
『あそこだ!投げ侍!』
『後ろでござるな!?』
投げ侍の手裏剣が暗闇に潜む敵にヒットする。
しかし、敵は倒れない。『ラッキーセブン』の間を縫って私は突撃した。
「私の新能力を見せるときが来たようだ!」
『パワーストライク!』
私の1撃が決まる。ここまではいつもと同じ。
しかし私は瞬間的に振りかぶり、すかさず2撃目を加える。
そして、暗闇に光る目玉はその場に崩れ落ちた。
「す、凄いでござる!1撃加える間に2発ものパワーストライクを!プレイヤー殿、その能力は一体・・・?」
『【EXアタック】。私の攻撃スキルに付加された新能力さ。』
そして私達は、もう一方の敵も倒し通行券を二枚、手にした。
「2おk」「3end」
「5ok」「1おkです!」
他の皆も無事、暗闇に潜む敵を倒したらしい。私達も皆に合わせ、こう言った。
「4OKだ」「4おkでござる」
再び部屋の頂上へ登り、斬り盗賊君の元に通行券を集めた。
そして弓使いが再び、次の段階の説明を始める。
『今度もいくつかの部屋に分かれてるんだが、それぞれの部屋で通行券を集めてくれ。ただ、1の部屋は魔専用、6の部屋は賊専用だ。』
「6」
場所によって必須となる職業があるようだが、私達のパーティは4職全て揃っている。問題無さそうだ。
「6は拙者が行くでござる!」
元気な声で、投げ侍が手を上げ言った。しかし・・・・斬り盗賊君が怒り顔で言う。
「oregasakiniitta」
斬り盗賊君が言った言葉はおそらく『俺が先に言った』だ。そう。ログをよく読めば、弓使いの説明後に斬り盗賊君が瞬間的に、「6」と番号を宣言していたのだ。
さすがは斬り盗賊君だ、隙が無い。
鉾娘が笑って言った。「あははw侍sドマw」
「し、師匠・・・・・仕方ない、ここは譲るでござるよ。」
5段階。
塔の迷路と呼ばれる場所に、私達はやって来た。
「魔はわたしだけですし、わたしが1ですね?」
魔女さんは1の部屋。斬り盗賊君は滑り込みで勝ち取った6の部屋だ。
後から聞いた話だが、1、6の部屋は他の部屋に比べて簡単らしい。6の部屋は危険が伴うようだが、慣れれば問題無いそうだ。専門職の特権とも言うべきか。羨ましいものだ。
2から5の部屋は、私含む他の4人で分担する事になる。「2は少しだけめんどくさいから、俺がやってやるよ。」弓使いが2の部屋。私は3の部屋を担当することになった。
「斬り賊君、キミは経験者だからわかると思うけど、絶対死ぬなよー!」
「un」
皆がそれぞれの部屋に入ろうとした時、投げ侍が静止した。
「みんな、ちょっと待つでござる。」
『ヘイスト!』
足が軽くなった。盗賊のスキル、ヘイストだ。
「これで少しは攻略が早くなるでござろう?」
「お!気が効くねぇw」
ヘイストを受けたせいか?
皆、早足で部屋の入口へ入って行く。
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