「この箱は一体・・・?」
私がその箱を開けると、中から何やら文書のような物が出てきた。
これが『秘密文書』なのだろうか?
私が文書を手にした頃、
魔女さんと投げ侍から『内緒話』が送られてくる。
「こっちにもありましたよ」
「拙者も発見したでござる。」
私達は3枚の文書を手に取ると、そそくさと基地を後にする。
・・・それにしても、よくばれなかったものだ。
「後はこれを外界人グレイに渡せばいいのか?」
「あっさり手に入りすぎて、これが本当に秘密文書なのかわかりませんよね・・・」
かなり不安だが、私達はクーラン草原に戻ってくる。
私達が戻ってくると、グレイは笑顔でこう言った。
「おお!待っていたぞ、同士よ!」
私は早速、三枚の文書を手渡す。
「これで良いのだな?グレイ。」
「ああ、間違いない、これだ・・・・」
そう言うと、『外界人グレイ』は怪しく笑い、
次の瞬間、こう言った。
「ふふふ・・・はははははっ!!!こうも簡単に騙されてくれるとはなっ!!!」
その時、私は何が起こったのか判らなかった。
「!?」
「ククク・・・この文書さえあれば地球防衛本部など敵ではない。
もうお前達は用済みだ。ここで消えてもらうとしよう。」
「ちょっと待て!どう言う事だ!!外界人グレイ!!」
この時、ようやく騙された事に気付いた。
私が・・・馬鹿だったのだ。
「やっぱり騙したのでござるな!?」
「嘘だなんて、そんな・・・・」
「我が部下よ!その人間どもと遊んでやれ。」
その声とともに、ゾロゾロとグレイ族の外界人が集まってくる。
あっという間に私たちを取り囲んだ。
「生きていたら、また会おう。『同士』よ。 ハハハハッ・・・!!!!」
『外界人グレイ』はどこかへ去っていった。
した事に後悔している場合ではない。
私達は、この大量のグレイ族を相手にしなければならないのだから・・・
投げ侍が叫ぶ。
「くっ!こうなったらウサ晴らしでござる!
プレイヤー殿、この者どもを蹴散らしてやるでござるよ!!」
私には叫ぶ言葉もなかった。
外界人に騙された。その事がショックでならなかった。
武器を構えると、無言でグレイ達に突進していく。
「待ってください!プレイヤーさん!」
私は、魔女さんに静止された。
「どうしたのだ?魔女さん・・・」
私がそう聞こうとすると、魔女さんは魔法を詠唱し始める。
「いきますよ、『ブレス』!!」
魔女さんがその魔法を唱えると、
全身が光に包まれ、体が軽くなった。
「命中率と回避率を上げておきました!存分に暴れてください!」
「・・・ありがとう、魔女さん!」
「恩にきるでござるよ!」
準備は万端。
戦いの火蓋は切って落とされた・・・
『私がスラッシュブラストで引き付ける!二人は援護を!』
私がスラッシュブラストで大勢のグレイに攻撃すると、
案の定、グレイの標的は私へと移った。
グレイがエネルギーの光線を放ってくる。
間一髪避けるも、2撃目、3撃目が襲う。
『囮作戦』は上手く行っている。あとは頼んだぞ、二人とも!
「プレイヤー殿、感謝する!これで拙者も実力が出せると言うもの!」
投げ侍が手裏剣を2つ構えると、敵に投げつける。
物凄い速さで飛んできた手裏剣は、的確にヒットする。
しかも間髪いれずに投げ続け、グレイに隙を与えない。
凄い。これがあの『ラッキーセブン』というスキルなのか・・・
「くっ、少し、辛くなって来た・・・魔女さん、ヒールを頼むぞ!」
しかし、返事は無かった。
それどころか姿さえ、消えていた。
「これは俗に言う『鯖落ち』と言うものであろうな。」
「そ、そんなまさか・・・・」
魔女さんは「落ち」てしまったらしい。
私は一人の大きな戦力を失い、戸惑うのであった・・・
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