「待ってくれ。この『設計図』を『フニ』という男に渡してくれないか?」
私達は地球防衛本部にやって来た。
所狭しと並ぶロボット、軍隊のような人々。
エオス塔の上の世界とはがらりと変わった雰囲気だった。
「その手紙をドクター中村とやらに届けるのだったな。」
「あの基地の中にいるはずです。行きましょう!」
地球防衛本部の中心にある大きな基地。
長い梯子を登った先に、ドクター中村はいた。
魔女さんが『封印された手紙』を手渡すと、早速その中身を読み始めた。
「ふむ・・・なるほど・・・」
私達はお礼を受け取ると、その基地を後にしようとした。
しかしその時、ドクター中村に呼び止められる。
「待ってくれ。冒険者。私の頼みを聞いてもらえないだろうか?
ドクター中村は、緊急で『設計図』を
「チョリ」「フニ」「ガニ」という男達に見せて欲しいと言うのだ。
三人の居場所の大体の検討はつくと言う。
しかし、彼はこの場を離れることは出来ないのだ。
「冒険者よ。地球の未来がかかった設計図なんだ。
頼まれてはくれないだろうか?」
私は言った。
「地球の未来・・・か。これは重要な依頼だな。」
続けて魔女さんが言う。
「斬り盗賊さんが防衛本部の近くにいてもおかしくありませんし。
その三人と斬り盗賊さん、探しに行きましょう!」
「そうだな」
「頼まれてくれるか!・・・・頼んだぞ!冒険者達!」
私達は依頼を承諾すると、『統制区域』に足を運ぶ。
ゲートを潜り抜け、外界人が現われるという、統制区域へ到着した。
そこにはオクトパスのようなモンスターが歩いていた。
私は言った。
「これが外界人か。・・・・オクトパスと似ているな。」
魔女さんも余裕の表情で、
「サクサク片付けて、先に進みましょうか」
私は『パワーストライク』を、
魔女さんは『マジッククロー』でそのモンスターを攻撃する。
「MISS」「MISS」「MISS」
・・・・どうやら私達は、とんでもない相手に遭遇してしまったようだ。
後から判った事だが、そのモンスターの名は『ガンティアン』。
オクトパスとは全く別物で、文明を築き上げるほどの頭脳を持つモンスターだった。
ガンティアンが背中から光線銃を取り出した。
それを構えると、こちらに向かって放射してきたのだ。
『ドンッ!!』
だが、私達は間一髪で光線を回避する。
しかし、スキを与えず2撃目が私達を襲った。
「危ないっ!!」
私は魔女さんをかばい、光線銃を受けた。
・・・凄い衝撃だ。とてもでは無いが今の私達が戦える相手ではない。
・・・外界人の恐ろしさを垣間見た気がした。
「プレイヤーさん、このままでは・・・!」
「止むを得ない・・・一旦、防衛本部へ退こう。」
私達は帰還の書を読み、地球防衛本部に逃げ帰る。
「外界人・・・恐るべき相手だ。」
「こんな大きい基地を建てて戦争をしている理由がわかりましたね・・・」
私達が途方に暮れていると、聞き慣れた声が聞こえてきた。
「俺は最強の弓使い なんたつて・・・」
『最強の弓使い!』『弓使いさん!』
私達は同時に叫んだ。
「最後まで言わせてくれよー
なんたってレベル48だぞ! うんちまん」
彼だ。私の師匠とも言うべき、『最強の弓使い』。
なんと、彼は地球防衛本部にやって来ていたのだ。
それにしてもレベル48とは・・・とことん、私達の上を行く男だ。
「おうどうした?そんな浮かない顔をして。」
私達は彼に一通りのことを説明した。
斬り盗賊君の事、ドクター中村からの依頼の事を。
すると、弓使いが言った。
「キミ達・・・ そりゃ無理だろ。」
私は訪ねた。
「そ、それはどう言う事だ?」
「レベルこそまあまあだけど、その装備じゃなあ・・・」
「装備、ですか?」
そう言われれば・・・・
私達はしばらく装備を変えていない事に気付いた。
魔女さんについては初めて会った時と装備が同じだった。
「何ていうか、愛着がわいてしまいまして・・・^^;」
魔女さんが言った。
「戦いを挑むんなら、それなりの装備を整えないとだめだろ!」
彼は少々呆れながらも、私達に教えてくれた。
基地の格納庫に武具を売ってくれる人物がいると。
「おっと 友に呼ばれたから俺は行くよ。またなっ。」
そう言うと彼はカプセルのようなものでワープして行った。
「ありがとう、弓使い!」
私達は基地の格納庫へ向かう事にした。
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