私は盗賊になるべく、ダークロードという男に話し掛けた。『レベルが10以上必要』まさか、レベルによる制限が存在するとは・・・私のレベルは8だ。私は村を出た所でモンスターを倒し、経験値を稼ぐことにした。
そこには私と同じくらいの強さの『初心者』がいた。なんと彼はメイプルキノコに囲まれ、いたぶられているではないか。
『危ない!!!』
私はそう叫び、木製バットを握り締めてメイプルキノコの群れに立ち向かった。メイプルキノコを全滅させて私は言った。『大丈夫か?』そして彼は口を開いた。
「oi」
「misu」
「おい」
「よこすんな」
よこ・・・?横、か?私にはよく判らなかった。しかし彼は続ける。「おいきいてんのか」「ねくそにつうほうするぞ」ねくそ?通報?私は彼を助けたかっただけなのだが・・・。どうやら私は彼の邪魔をしてしまったようだ。私はこう言った。「余計なことをしてしまったようだな・・・すまない。」私はそそくさとその場を去った。
後に彼は私の親友となるのだが、それはまた別の話だ。
人気は無く、モンスターだけがうごめく地帯へやってきた。私の『狩場』はしばらくここと言うことになりそうだ。赤や青デンデン、スタンプ、メイプルキノコ。私にとってはそれほど脅威の存在ではない。しばらく「狩り」を続け、レベルが上昇したところで見たことのある人が通りかかった。
「フルーツ牛乳」をくれたあの魔術師の女性だ。
私はお礼が言いたかった。すぐに駆け寄ったが、彼女は焦り顔をしていた。私は言った。『この前は世話になった。おかげでビクトリア大陸に戻って来ることが出来た。ありがとう。』しかし、明らかに彼女は焦っている。私が何かしただろうか?
『・・・・どういたしまして^^;』そう言って彼女は逃げるように去っていった。彼女が去った後には「白い薬」というアイテムが残されていた。何のつもりなのだろうか・・・?私は白い薬を拾い、狩りを続けるのであった。
「LEVEL UP」その表示とともに、私のレベルは10に達した。盗賊になるため、ダークロードのアジトへ向かう。
ダークロードに私は盗賊になりたいと言った。しかしその願いは届かなかった。『DEX』そのステータスが低い者は盗賊になることは出来ないという。がむしゃらに力を求めた私は「STR」を上げつづけていたのだ・・・
そこにあの男が現れた。
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