私がエリニアの空港に着くと、既に二人は待っていた。
「おそい」
「もうすぐ出航ですよ!急いで!」
私は二人にせかされ、急いで『オルビス』行きの券を購入し、
船に乗り込むのだった。
空飛ぶ船。初めての空の旅に、私は興奮を隠し切れなかった。
「空飛ぶ船か。優雅な旅になりそうだな!」
「おう」
新大陸か・・・どのような場所なのだろうか。
色々考えているうち、船は出港した。
「10分くらいでオルビスに到着ですよ。」
魔女さんがそう教えてくれたので、10分間、のんびり過ごす事にした。
雑談もそこそこに、5分くらい経った頃だろうか?
『ドンッ!!!』
船に衝撃が走った。何かがぶつかったようだ。
「ばるでた」
斬り盗賊君が言った。
「ばる、とは何だ?」
「ばるろぐ」
「クリムゾンバルログ。『骨バル』の事ですね。」
どうやら、そのクリムゾンバルログと呼ばれるモンスターがやって来たようだ。
「みにいこ」
斬り盗賊君が『ダークサイト』をかけ、船外に飛び出した。
「私も見に行くぞ、斬り盗賊君!」
半ば興奮気味だった私は、何も考えずに一緒に飛び出した。
「あっ・・!!!ちょっと待っ・・・・」
魔女さんがそう叫んだ頃にはもう、手遅れだった。
私と斬り盗賊君は船から叩き落された。
『ダークサイト』すら貫く攻撃。
クリムゾンバルログは想像を絶するモンスターだったのだ・・・
エリニアで目が覚めた私たちに、魔女さんからメッセージが聞こえた。
「魔法攻撃にはダークサイトも効かないんですよ;」
「まじ」
不覚だった・・・少し考えればわかったハズなのだが。
「すまない。足を引っ張ってしまったようだ。」
「いえ、いいですよ^^;」
「わたしはオルビスで待ってますね。」
「次の船は15分後には来るはずですから。」
魔女さんを追いかけるため、再び来る船を待つことになった。
「ふねくるまでかろ」
15分、待ちぼうけというのは辛いものがある。
私と斬り盗賊君は近くの森で狩りをする事にした。
早速新スキル『プログレス』の効果が少し、出ているようだ。
攻撃に安定性が生まれていた。
・・・そして、『角キノコ』を狩り続けること十数分。
「斬り盗賊君、そろそろ時間ではないか?」
「あ」
「やば」
すぐさま私は判断した。
時間がギリギリであることに。
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