彼に手紙を渡すと、早速試練を受けさせてくれると言う。準備はいいかと問われた。薬も多めに持ってきた。防具も調達した。今の私に不足は・・・無い。すぐさま私は試練を受けると宣告した。すると、見慣れぬ岩場に場所を移された。
そこには大量の『ファイアボア』と『ルーパン』が蠢いていた。
『このモンスターが落とす黒い玉を30個集めるのだ』
私の試練はついに、始まった。
ファイアボアは比較的楽に倒せる相手だ。しかし問題は・・・『ルーパン』。以前、エリニアで遭遇した時に戦いを挑んだ事があったのだが・・・。奴は私の中で『ジュニアブーギー』に並ぶほど強かったのだ。
しかしこれは試練。苦難を乗り越えてこそ、新たな力を手にするにふさわしい。私はルーパンに向かって突撃していった。しかし、ルーパンはあっさりその場に倒れた。確かにファイアボアよりは強いのだが、手応えがいまいちだ。
・・・どうやら、少々、弱体化されているようだ。
ルーパンが通常のものより弱体化されていることを知り、気が楽になった私はスムーズに黒い石を集めていった。薬も余裕十分。まさに楽勝。ものの数十分で私は黒い石を30個、集め終えた。
そして戦士転職教官にこの石を渡すと、『英雄の証』を手渡された。
ついに、ついに新たな力を得る事ができる。私は英雄の証を握り締め、ペリオンへ帰るのだった。
私はペリオンに帰り、師匠の元へ足を運んだ。そして英雄の証を手渡すと彼は言った。『3つの道のうち、どれかひとつを選べ』と。私は既に槍使いの道を行くと決めていた。ソードマン、ページ、スピアマン・・・・。槍使いは明らかに『スピアマン』であろう。私はそう告げた
・・・つもりだった。
「今からお前は『ページ』だ。」
痛恨のクリックミスだった。道を誤り、ページの道を進む事になった私だが・・・。新たな力を授けられた。『プログレス』と呼ばれるスキルだ。武器を的確にヒットさせ、命中率とダメージを安定させるスキルだそうだ。しかし、武器ごとに別々のスキルになるようだ。
剣・・・ 鈍器・・・
槍は無いらしい。当たり前と言えば当たり前だが・・・
私は『友チャ』聞いてみた。
「剣と鈍器、どちらが強いのだ?」
「プレイヤーさん、スピアマンになるんじゃ無かったんですか?^^;」
「どんき」
斬り盗賊君は鈍器を勧めた。
私は鈍器戦士の道を歩む事にした。「鈍器」のプログレスを修得した私だったが、一つ問題が発生した。私は鈍器を持っていなかったのだ。仕方ないので、ペリオンの武器屋にて『フュージョンメイス』を購入しておくことにした。攻撃速度は「早い」。なかなかいい武器のようだ・・・
その頃、
「おれもおわった」
斬り盗賊君の二次転職も終了したようだ。
すると魔女さんが、
「じゃあ、三人で新大陸行きません?」
そう提案してきた。
「おk」
「ああ。今の私達なら大丈夫だろう。」
私達はエリニアの空港で落ち合う事にした。
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