Maple story
カニングシティーに戻ってきた私達は、病室にいるあの女性に護符を渡しに行くのだった。しかし、彼女が再び生身の人間にもどることは出来なかった。

『わかっていた』そう彼女も言っていたが・・・
私たちが黙り込んでいると、彼女は古びたマントを手渡した。

『これは・・・』

どうやら先程渡した『死者の護符』を元に作ったマントだそうだ。私達はそのマントを羽織ると、その病院を後にした。


彼女が天国へ行けるよう、祈りながら。


再び2次転職を目指すべく、私達は狩場を探す事にした。

「アリの巣には奴がいるかもしれない。しばらくは行けないな・・・」
「きのもり」

斬り盗賊君の話で、私達は『エリニア』の『木の森ダンジョン』へ向かう事になった。深い森の中にあるダンジョン。そこにはかつての強敵、『緑キノコ』や『角キノコ』が潜んでいた。しかし、今の私達の敵ではない。

「この場所でレベルアップを計るのか?」
「わきいいよ」

どうやら彼の話によれば、弱いモンスターを一気に片付けるのも良い狩り方法だそうだ。このダンジョンはモンスターが現われる量も申し分ない。私達は、早速狩りを始める事にした。

そこに、あの人が現われた。

「やっぱりここにいましたね」 『魔女』さんだった。
「何故、私達の場所がわかったのだ?」
「サーチですよ、サーチ」

どうやら人物の場所を特定できる方法があるらしい。

「ぐるがりしよ」
「ええ、そのつもりで来ましたから^^」
「今度も宜しく頼むよ。」

私達は3人で場所を分担し、一気にレベルを上げる作戦に出た。

狩りを続けること数十分。たとえ緑キノコが相手でも、体力はだんだん削られてゆく。私が薬を使おうとした瞬間、魔女さんが言った。

『待ってください!今治しますから』

そう言って魔女さんが私の方にやって来た。彼女が魔法を唱えると、辺りは緑色の暖かい光に包まれ、私達の体力がたちまち元に戻ってゆく。

「これが・・・ヒールと呼ばれる回復魔法なのか?」
「すげえ」
「どんなもんでしょ^^」


少しだけ、得意げになっている魔女さんだった。


そして・・・『LEVEL UP』

ついにやって来た。Lv30。斬り盗賊君も少し早く、レベルアップにこぎつけたようだ。

「おめです^^あとは二次転職ですね!」
魔女さんも祝福してくれた。

「にじてんしてくる」

そう言うと、斬り盗賊君はカニングシティーの帰還書を読んだ。斬り盗賊君は『二次転職』をしに師匠の元へ向かったようだ。今度は私の番だ。魔女さんに見送られ、私はペリオンの帰還書を読むのだった。

私は再び、師匠である『拳を開いて立て』の元に戻って来た。彼は私を見ると、一目で成長した事が判ったようだ。そして・・・彼に一枚の手紙を渡された。『西の岩山』にいると言う『戦士転職教官』にその手紙を渡せば、試練を受けさせてくれると言うのだ。

私は一礼して、西の岩山に向かう。

そこにいたのは、大柄な男だった。

第二十七話へ
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