Maple story
ショーワ町 そう呼ばれる町に私はいた。

飲み物は思いのほか量が多く、空腹は満たされた。
しかし、ここがどこなのか、私は何故ここにいるのかわからなかった。

しばらく町を歩いていると、噂話を耳にした。

「いちご牛乳で帰ろー」

いちご牛乳?その飲み物があればもとの場所に帰れるというのか?どうやらいちご牛乳は銭湯にて販売しているらしい・・・私は銭湯に向かった。「銭湯に入るのかい? それなら300メル払いなさい。」

忘れていた・・・一文無しだと言うのを。

路頭に迷っている私を見て、ガム風船を噛んでいる男が言った。「アジトへ行きたいのか?」何もわからず私はうなずくしかなかった。その先にあったのは『火狸金融』。そうか。一文無しの私に資金を融資してくれるというのか・・・!いつか必ず、返しに来よう、そういう気持ちで中に入った。すると大勢の女性とサングラスの男性が金融の駐車場で走り回っていた。

「ドンッ」肩がぶつかった瞬間、私の意識は消えていた。

・・・・私はショーワ町に倒れていた。

私は何を思ったか持ち物をまさぐった。・・・あの女性がくれた「フルーツ牛乳」が4本、残っていたのだ。私は悪いと思いながらもそれを店で資金に換えた。そして銭湯に入り、いちご牛乳を購入した。その牛乳を口にした瞬間、私は桜舞う神社、きのこ神社にいた。

大きなペリカンに話を聞くと、どうやら彼にお金を払えばカニングシティーという町へ運んでくれるというのだ。『1500メル』その金額は私にとって大きすぎた。

偶然落ちていた木製バット。それを握り締め、私は我を忘れて戦った。
気が付くと私はかなり強くなった。1500メルを貯める事もできた。この世界では強さこそが全て。そう悟った。

ペリカンにより運ばれた場所、カニングシティー。そこはスラム街だった。酒場に入ると、一人の男が立っていた。『盗賊になりたければ俺に話し掛けてみな・・・』この荒んだ世界では正義をもって生き抜くことは出来ない。

迷わず私は、「盗賊」の道を進むことになる。

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