Maple story
「アルコンの血」を求め、私達はペリオンへ帰ってきた。

空高く聳え立つその岩山の頂上に、彼はいた。
「邪魔をするなよ、若造・・・」

私は少し怖気づいて聞いた。
「彼があの『マンジ』なのか?」
「ええ、間違いありません。」

私は恐れながら彼にアルコンの血について尋ねた。・・・すると彼は、「死者の護符40枚」とならアルコンの血を交換してやってもいい、と言う。その時、斬り盗賊君と魔女さんが同時に叫んだ。「ありのす」「アリの巣!」

魔女さんが言った。
「『アリの巣』に行けば、死者の護符なんて簡単に集まりますよ!」
「ふむ、そのアリの巣とやらは何処にあるのだ?」
斬り盗賊君がつけ加えるように
「すりぴ」そう言った。彼のカンは的中したのだ。こんなにも早く。私達は少し驚きながら、スリーピーウッドの帰還書を読んだ。

私達はビクトリアアイランド最大のダンジョン、
『中央ダンジョン』へ向かうのであった。

アリの巣に到着した私は、大量の「ゾンビキノコ」と戦うことになる。死者の護符を集めていると、一人の魔術師が顔を出した。「つかってます」斬り盗賊君が言う。その魔術師は、私達になど見向きもせず、『サンダーボルト』でゾンビキノコ達を次々と消し去っていった。

「yokosunna」
「よこすんな」
・・・ここまでなら前の『二又の槍戦士』と同じだった。彼は私達の邪魔をするように執拗に追い掛け回し、次々と獲物を奪っていった。

「おい」
「きいてんのか」
「よこすんな」
斬り盗賊君の言葉も止まらない。
私も負けじと文句を言う。
「私達は娯楽でこのモンスターを狩っているわけではないんだ。立ち退き願いたい。」
しかし魔術師の男性は始めて口を開いた。
「だまれざこが」
私もさすがにこの言葉には腹が立った。しかし・・・魔女さんが震えているのに目が行った。

「・・・・いい加減にしてくださいよ?」

私にはそう聞こえた。魔女さんの声で。
『いい加減に・・・しろっつってんだよこのクソ厨房がぁ!!!!』
「魔女さん!?」
突然豹変した魔女さんに私は驚いた。・・・彼女は続ける。
「彼の言うとおりわたし達は遊びで狩ってるんじゃない。出て行く気が無いなら・・・『叫びますよ。』」
しかし彼は追い討ちをかけるように言う。
「うわ、独占厨?きも(プ」
次の瞬間、魔女さんの動きが止まった。そしてメッセージが現れる。「魔女:(CH5) 雷術師は悪質な横殴り魔です。人気度↓ヨロ」
「まじ」斬り盗賊君も驚いていた。

メイプルワールド全世界に轟く『拡声器』。彼女がそれを持っているなんて。「雷魔術師」はさすがに怖気づいたらしく、『落ち』たらしい。ほとぼりが冷めるまで身を隠すつもりか・・・卑怯な。

「ふう。見苦しいところを見せちゃいましたね^^;」
彼女が言ったが、私はフォローした。
「そんなことは無い。貴女はとても勇敢だった。」
「おk」

私達は「死者の護符」集めを再開した。

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