私は少しむすっとして言った。
「一人で逃げるなんて酷いじゃないか、まったく・・・」
「ごめ」
「へねからいこ」
彼の話によると『ヘネシス』からも『すりぴ』と呼ばれる場所に行けるのだそうだ。私と斬り盗賊君はタクシーでヘネシスへと向かった。そしてヘネシスのもう一つの出口から私たちは『ダンジョンへの道』に進む。先ほどのファイアボアのような強敵もいなく、私達は無難に進んでいった。しかし・・・先ほどから気になっていた事があった。
『DANGER』。そう書かれた看板が。
不安はすぐに的中するのだった。不安定な足場の地帯を進んでいくと、斬り盗賊君が足を滑らせて落下してしまった。
「大丈夫か!斬り盗賊君!」
私も彼を追いかけるように足場から降りた。その直後、私は後悔した。
大量の『ストーンゴーレム』を前にして。
『ぴゅう』聞き覚えのある音と共に墓石が落ちてきた。「さいやく」斬り盗賊が嘆いた。せめて私だけでも逃げなければ斬り盗賊君の死が無駄になる・・・私は攻撃を受けながらツタを目指して走った。そしてツタを掴んだ。助かった。しかしその希望も打ち砕かれた。ゴーレムはツタに掴まる私を叩き落し、仲間のもとへ引き摺り下ろしていったのだ。
・・・気がつくと私達はヘネシスにいた。また、やられたしまったのだ。
ヘネシス、ペリオン、二つの道を断たれた私達は落ち込んでいた。
「私ではマヤを助ける事が出来ないのか・・・」
「ああああああああああああああああ」
「ああああああ」
「ああああおおおおおおおおお」
「ログ流すなヴォケ」
斬り盗賊君も悔しくて叫び嘆いている。横から文句が入ってしまったようだが・・・
だがしかし、落胆する私達の前にあの人が現われた。
「こんにちわ^^プレイヤーさん、斬り盗賊さん」
そう。魔女さんだった。
私は彼女に聞いてみた。
「すりぴと呼ばれる場所に行きたいのだが、ヘネシスとペリオンの道を両方断たれてしまい、困っているのだ・・・」
そこで彼女が言った。
「カニングシティーからも行けますよー^^」
彼女の話によると、カニングシティーの『さまよい沼』と呼ばれる所からも『スリーピーウッド』へ行けると言うのだ。
「材料集め、わたしも手伝いますよ!」
魔女さんを仲間に加え、私達はさまよい沼へ向かった。
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